ドラえもん研究まとめ
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2008年10月26日

ドラえもんの危険薬物リスト〜摂りすぎ注意の副作用大全〜

『ドラえもん』には様々な「未来のクスリ」が登場します。

未来なだけに効果も抜群のようですが、
中には爆発したり、依存症になったり、突然凍りついたり・・・と、
過剰で危険な副作用が出てしまうこともあるようです。

調べてみると、これまでに発生した副作用は、
25話・27薬品・35シーンにも及びます。

そこで今回は、ドラえもんに登場する危険なクスリに着目し、
その副作用をまとめてみました。

 ■ドラえもんの道具が原因で発生した「副作用」の例■
風呂の中で凍る、溺れる、幼稚園の先生につまみ出される、大渦巻きに巻き込まれる、人食いザメにアクアラングを食いちぎられる、髪が伸びすぎる、色白になる、ガス爆発を起こす、東京―青森間を走って往復する、かたつむりと競争して負ける、体が止まらなくなる、自宅の風呂で遭難する、オカマになる、家を追い出される、手で火を起こす、真夜中に近所迷惑な歌が流れる、スカンクの毒にやられて自滅、空へ急上昇、ママを三千キロ探しまわる、ジャイアンの歌中毒になる、ガス依存症になる見せ物になる、気前が良くなる、乱暴になる、死にかける、変身癖がつく、大冒険をする、放屁で空を飛ぶ、飲まず食わずの目に遭う・・・など。

ちなみに、副作用に遭った回数をキャラクタ別にまとめてみますと・・・

のび太がダントツで4割を超えます。「浅はかな順」に被害が出ているようです。
では早速、リストを見てみましょう。

巻・話

薬物名

主な副作用 使用状況
1巻「アベコベクリーム」 アベコベクリーム 風呂の中で凍る 体感温度が逆転する「アベコベクリーム」を塗ったのび太とドラえもん。

沸かし過ぎの風呂に入って、凍りつくこれが副作用の第1号である。

3巻「ソウナルじょう」 ソーナル 幼稚園の先生につまみ出される 思ったとおりに何でもそうなる「ソーナル」。

のび太のマイナス思考が強すぎて、家の中で溺れたり、空き地で渦巻きに巻き込まれたり、人食いザメにアクアラングを食いちぎられたりして何度も命の危険にさらされる

溺れる
顔にタコスミが掛かる
大渦巻きに巻き込まれる
人食いザメにアクアラングを食いちぎられる
3巻「白ゆりのような女の子」 30分できく毛はえぐすり 髪が伸びすぎる 戦前に来たのび太。丸刈りにした頭を元に戻そうとドラえもんが「30分できく毛はえぐすり」を振りかける。

するとしばらくして、「ニュ ニュニュニュ バサ」・・・と大量に髪が生えてきてしまい、まるで女性のようになってしまうのび太であった。

だっしゅうざい 色白になる 肥え溜めに落ちたのび太
あまりの臭さにドラえもんが振りかけた脱臭剤。

振りかけすぎて、皮膚が白ゆりのように白くなってしまった。体に悪そうである。

4巻「メロディーガス」 音楽イモ ガス爆発を起こ 「食べるとお尻からメロディーガス(音楽つきおなら)が出る」という未来のジョーク薬品「音楽イモ」。

かくし芸で披露しようと、1袋全部食べてしまったのび太。

芸を披露している途中、「バボン」と突然の大爆発を起こし、おならで空を飛ぶ羽目に。

5巻「のろのろ、じたばた」 クイック 東京―青森間を走って往復する せっかちになる薬「クイック」の効き目を止めようと、「スロー」を  飲もうとしたドラえもん。

間違えて「クイック」をさらに3錠飲んでしまい、体が止まらなくなる。

結局、東京←→青森をダッシュで往復する羽目になった。

スロー かたつむりと競争して負ける 「クイック」を飲もうとしたのび太、間違えて「スロー」を4錠飲んでしまい、体がスーパースローになってしまう。

かたつむりにまで追い抜かれるという大失態を演じる。

クイック 体が止まらなくなる ドロップと勘違いして「クイック」を2錠ずつ食べた玉子とのび助。

体が止まらなくなり、家じゅうをかけずり回る

5巻「うちのプールは太平洋」 シネラマン 自宅の風呂で遭難する 空間を広く感じる薬「シネラマン」を風呂の中で6錠、追加摂取したのび太。

風呂が海のように広くなり、風呂から出られなくなって遭難するのび太。

6巻「ジキルハイド」 ジキルハイド オカマになる 性格が反転する薬「ジキルハイド」をひとびん全部飲んだジャイアン。

あの・・・・・・、のび太さんいらっしゃるかしら。

望遠鏡やなんか、いままでお借りしたものです。

あたしって、いけない子だったわ。ゆるしてちょうだいね。

サメザメと、女々しく泣いてのび太に詫びるジャイアンであった。

8巻「ニクメナイン」 ムシスカン 家を追い出される 誰からも好かれる薬「ニクメナイン」を飲もうとして、間違えて誰からも嫌われる薬「ムシスカン」を7錠も大量摂取したのび太。

楽しそうに「いっぺんにうんとのんじゃえ。」と薬を飲むのび太のセリフが泣かせる。

その後、いきなり玉子につねられ、平手打ちされ、「そばにいるだけでしゃくにさわるわ!」と家を追い出されるのび太であった。

8巻「くろうみそ」 くろうみそ 手で火を起こす のび太にしめしをつけようと、「くろうみそ」を大量摂取するのび助。

ライターの火がなくなり、タバコを吸うために手で火を起こす羽目に。

10巻「おそだアメ」 おそだアメ 真夜中に近所迷惑な歌が流れる 音の伝わり方を遅くする「おそだアメ」。

ジャイアンのリサイタル当日、ジャイアンに「声のよくなるあめ」とうそをついてこのアメを紹介するのび太、「20つぶほどのむといいよ。

喜んだジャイアン、「20つぶなんていわないで、全部いただきましょう。」と、一缶全部の大量摂取

午前2時頃、ジャイアンの歌が近所中に響き渡ることに・・・

10巻「動物がたにげだしじょう」 動物がたにげだしじょう スカンク毒にやられて自滅 ピンチから逃げ出すときに、カメレオンなどの動物の効果があらわれる錠剤が「動物がたにげだしじょう」。

スカンクの効果が表れたスネ夫。土管の中で放屁し、自分の臭いにやられる

11巻「雲の中の散歩」 ふわふわぐすり 空へ急上昇する かむと体の中にガスができて、空気より軽くなる「ふわふわぐすり」。

一度に14粒と大量に摂取したジャイアン。空中へ勢いよくダイブ

16巻「お金なんか大きらい!」 きまえのよくなるくすり むやみやたらと人にお金をあげたくなる 「きまえのよくなるくすり」をのび太に飲まされたのび助。あやうく一文無しになるところであった。

のび助「みやみにへんなくすりを、のませるな。
ドラえもん「これから気をつけます。

反省の弁を述べるが、このリストを見る限り・・・どこがだ、と言いたくなる。

後で町中の子どもがこれを飲んでしまい大騒動に。

お金がきらいになるくすり お金を見るとジンマシンがでる 「お金がきらいになるくすり」をのび助に飲まされたのび太。お金を過剰に怖がるようになる。

後で町中の子どもがこれを飲んでしまい大騒動に。

20巻「ぼくをタスケロン」 タスケロン 困っている人のところへ自動的に足が向くようになる 困っている人を助けずにはいられなくなる薬品「タスケロン」。

ジャイアンとスネ夫に飲ませようとしたのび太、逆にひとびん全部飲まされて・・・

21巻「ママをたずねて三千キロじょう」 ママをたずねて三千キロじょう ママを三千キロ探しまわることに 「ひとつぶ飲むと三百メートル ママを探しまわらないと会えない」という薬品。

玉子に怒られたのび太、勢いで一びん(一万粒)を一気に飲む

三千キロ探しまわらないとママに会えないことになり、泣きじゃくるのび太。

24巻「ジャイアンリサイタルを楽しむ方法」 ヤメラレン ジャイアンの歌が聞きたくて、頭がボーっとしてイライラする ジャイアンのリサイタルを乗り切るため、わざわざ依存症になる薬「ヤメラレン」を使って、「ジャイアンの歌中毒」になったドラえもんとのび太。

ジャイアンの歌に熱狂し、歌えなくなったジャイアンを追いまわしてまで歌をせがむ。逃げるジャイアン。

25巻「へそリンガスでしあわせに」 ヘソリンガス ヘソリン依存症になる 痛みを感じなくなる薬「ヘソリン」。

ヘソリンを吸ったのび太のセリフを見てみると・・・

(1)「なんだか・・・・・・・・・、目の前が明るくなって・・・・・・、バラ色にみえてきた。しあわせな気持ち!!

(2)「ヘソリンをすえば、この世は天国。

(3)ガスの効き目がきれると慌ててガスを吸うために家に戻り、吸ってから一言「しあわせ・・・

危険すぎる。完全にヘソリン中毒である。

やがて町中の子どもたちがそのとりこになってしまう。薬物の恐怖をコミカルに描いた教訓話。

27巻「のび太は世界にただ一匹」 国際保護動物ガス 大衆の見せ物になる 「国際保護動物ガスに含まれる国際保護どうぶつにおいの効果で国際保護される」という効果のある「国際保護動物スプレー」を使って動物保護をしようと頑張るのび太だったが、バカなことに気づいてしまう・・・

のび太「世界中にトキは五羽。野比のび太はぼく一人。もしぼくがいなくなったら・・・。ぼくは絶滅するんだ!!保護しなくちゃ。」と、自分自身にスプレーを掛ける・・・。

過剰に保護され、大衆の見せ者になる羽目に。風刺である。

30巻「ホンワカキャップ」 ホンワカ放射能 気前が良くなる ジュースをお酒のように「ホンワカできる液体」に変える「ホンワカ放射能」を帯びた「ホンワカキャップ」。

これで各人の酒癖が分かる。

○ドラえもんは気前がよくなり、ジャイアンに道具をあげてしまう。

○スネ夫は乱暴になる。ジャイアンに向けて、

ほれ!・・・つげよ。

るせえ!!もっとつげ!!

でっかい顔しやがって!!てやんでえ!!みんななかされてんだぞ。おまえなんか町の公害だぞ!!バーロー!!」と、
青筋立ててどなり散らす

○ジャイアンはオカマになる。スネ夫の暴言に対して、

グス。なにもそんなに・・・・・・、いわなくても・・・。心の中では・・・、みんなに悪いと・・・、あたしつらい!」と女々しく泣くばかり。

乱暴になる
オカマになる
32巻「しずちゃんさようなら」 虫スカン 死にかける

人生に絶望したのび太が静香と別れるために9錠以上の「虫スカン」を飲んだ。

強烈な不愉快放射能が周囲にまき散らされる中、「の、飲みすぎて、気分が悪い・・・。助けて!! もうだめ・・・、死にそ・・・・・・・・・。」とのたうちまわる。

これは他の話とは肌色が違い、薬物そのものの危険性がストレートにあらわされた話。

のび太を介抱する静香の献身的な姿に未来の妻の姿が浮かび感動的だが、あまりに重いシーンである。

34巻「エスキモー・エキス」 エスキモー・エキス 真夏に凍りつく 「あつい」と一言言うごとに体感温度が3度下がる薬「エスキモー・エキス」。

ジャイアンとスネ夫が使っていたところ、外から帰ってきたジャイアンの母ちゃんが「あついあつい・・・・」と連呼。その途端、白目になって凍りつく二人。

大丈夫か。

36巻「変身・変身・また変身」 変身ドリンク 変身しやすくなりすぎる イメージしただけで変身ができる「変身ドリンク」を4瓶も飲んだのび太。

「のみすぎると変身しやすくなりすぎる」というドラえもんの忠告通り、変身しやすくなりすぎたのび太。

チラッとそのモノを見ただけで変身するようになってしまう。ネコ・・イヌ・・・オウム・・・裸の静香・・・カエル・・・ゴキブリ・・・と変身したところで、玉子にほうきで叩かれ、気絶する

36巻「アドベン茶で大冒険」 アドベン茶 大冒険をする

のび太のパパ・受難大全」にも書いたが、「一口5分」の大冒険ができる「アドベン茶」を大量に飲んだのび助。

雨漏りの修理で屋根に上がったところをラジコンに追いかけられ、降りたところをいきなり銀行強盗に追われ、一休みしたところで工事のクレーンに乗っかって上昇させられ、逃げ込んだビルが火事になり、慌てて逃げたところへトラックがやってきて、そのままどこかへ運ばれてしまう・・・という大冒険をする羽目に。

44巻「おれさまをグレードアップ」 グレードアップえき 放屁で空を飛ぶ ジャイアンがのび太に命じて「グレードアップえき」を噴霧させるが、尻にかけただけで液がなくなってしまう。

怒ったジャイアン、はずみに屁をして、そのまま空へ飛んでいく

スネ夫「すごい性能だねえ。

44巻「腹ぺこのつらさ知ってるかい」 ヤセール 3日間飲まず食わずになる 「太りすぎで食事を減らしたい人のための薬」として登場したのがその名も「ヤセール」。

一粒飲めば一食、食べることができなくなるという強烈な作用。

のび太、ドラえもんの話をよく利かなかったために十粒ほどまとめて飲んでしまい、三日三晩飲まず食わずで過ごす羽目に。

眺めてみると、「ひとびん全部」飲んだり、追加で過剰に飲んでみたり、
どうも危ない使い方をしている気がしてなりません。

ご覧の通り、実に70%以上もの割合で「飲みすぎ」が原因になっていることが分かりました。
薬は用法・容量を守って正しく飲むこと―。
これは未来でも変わらないようです。ドラえもんにはそんな教訓も詰まっています。



参考文献;藤子・F・不二雄『ドラえもん』1〜45巻(小学館)

投稿者: uuseizin at 17:13

2008年10月13日

「慌てたドラえもん」のポケットから出てくるモノを調べてみた

ドラえもんが窮地に追い込まれると、
「慌ててポケットからヘンなものを出す癖」があることは有名です。

ドラえもんのポケットから出てきたモノ

未来のロボットとは思えない、
実に20世紀的なものが出てくるようです(特にスルメが気になります)。

そこで今回は、その各シーンをリスト化してみました(08/10/20追加)。
シーン数は16 17 。意外と少ないのですが、どれも実に味があります。

大長編より

出てきたモノ

状況
「のび太の恐竜」
(その1)
ラーメンのどんぶり 恐竜に襲われた静香とピー助を救うために「だんご!! 桃太郎印のきびだんご!!」と焦るドラえもん。「あれでもない、これでもない。キ、キ、キーッ!」と取り出したのは、何の脈略もないお正月用品であった。

どうでもいいが、「キ、キ、キーッ」という取り乱し方も酷い。

羽子板

羽根
コマ
「のび太の恐竜」
(その2)
フォーク プテラノドンに追いまくられるドラえもんら5人のメンバー。

のび太「ド、ドラえもん!あれをだして、あれを。
ドラえもん「なんだなんだなんだ。
のび太「きび太郎印の・・・・・・
ドラえもん「そ、そうか!!「ももだんご

道具名すら正しく言えないひどい取り乱しよう。そんなドラえもんが取り出したのは、ランチに使える食器類であった・・・

のび太「あわてるとだめなやつ。」とバッサリ。

おそらく「このまま食べられる!」という意識が強く、思わず食器を出してしまったと思われる。思考回路がそのまま出る。

ナイフ
ポット
湯呑茶碗
茶碗
「のび太の恐竜」
(その3)
「交通安全お守り」×2 川で漂流するのび太とドラえもん。巨大な滝が近づいてくる・・・

ドラえもん「なにかないかなにか!!」と焦るあまりに取りだしたのが「交通安全お守り!!

本当に未来のロボットなのか。

不明×5
「のび太の恐竜」
(その4)
ポット ティラノサウルスに食われそうになって大慌てするのび太とドラえもん。

な、なにかないか。ないかないかないか。」・・・目もうつろに取り乱すドラえもん。出てきたのはなぜか1980年の何気ない日用品である。

デジタル時計(幕式)
コーヒーカップ
「宇宙開拓史」 タイムフロシキ ガルタイトの宇宙戦艦に襲われるドラえもんら。

ドラえもんが「なにを!!ヒラリマントで・・・・・・。」と出したのは「タイムフロシキ」。

慌てて「あれでもない、これでもない。」と座りこんで取り出したのはなぜか中華料理店で見かける食器類であった。長旅でお腹がすいていたのだろうか・・・。

のび太「あわてるといつも・・・。」と冷静にロップルに解説をしているが、それどころではないと思う。

ラーメンのどんぶり
茶碗
しゃもじ
小物器
「海底鬼岩城」 下駄(片方) オバケイカに襲われたのび太を救おうと立ち向かうドラえもんだったが・・・

スモールライトを探しながら、「なにかないか、なにかないか。かんじんなときはいつもこうだ。」と、ガラクタを取りだす。

実はこのシーンの29ページ後に、ドラえもんが一発で「スモールライト」を出すシーンがある。そのときのセリフが「一発ででた!!」・・それが当たり前のはずだが・・・

すでに自分のダメパターンを認識している様子がうかがえる。

やかん
長靴(片方)
バケツ
絵の具のチューブ
「日本誕生」
その1
見た事のない秘密道具×3 ツチダマの衝撃波を跳ね返そうと「ヒラリマント」を探すドラえもん。

えーとえと・・・・・・。あれでもない、これでもない。」といって取り出したのは見たこともない秘密道具であった(調べたのだが分からない)。これは何なのだろう・・・
「日本誕生」
その2
ドライバー サーベルタイガーに襲われそうになるドラえもんら。

ちょ、ちょっとまって。」と例によって「桃太郎印のキビダンゴ」を出そうとするが・・・出てきたのは、日曜日のお父さんが手にしそうなグッズであった。なぜ・・・

スルメイカ
哺乳瓶
「日本誕生」
その3
りんご 地底の奥深くに閉じ込められたドラえもんら。

「通りぬけフープ」を使ってしまい、その代わりとなるものを必死に探す。「えーとえと・・・・・・。

出てきたものは、子どもの歌に出てきそうなファンシー系グッズであった。

のび太「いつもこうなんだ。ポケットをキチンと整理しておかないから。整理してあればいざという時にはサッと・・・・・・。」と説教をはじめる。

トランペット
けん玉
「アニマル惑星」 スルメイカ ニムゲの戦車の侵攻に慌てふためくドラえもん。

消防水でっぽうはどこだ。ミニ雨雲はどこだ。」と目を「#」にして取り乱す。

でんでん太鼓が出てきたのは、「雨雲」→「雷様の太鼓」という連想だろうか。いずれにしても全く使えないポケットである。

トイレットペーパー
でんでん太鼓
「ねじまき都市冒険記」 やかん 「種をまく者」に追われるドラえもんら。「はやくにげられるような道具」をジャイアンに求められ、「そんなこといったって!」と取り出したものはおなじみの日用品と無関係な秘密道具であった。

しかし「スルメイカの好きなロボット」である。22世紀では貴重なのだろうか。

ちなみにこの後、のび太がスペアポケットから「なんかないかな・・・・・・。」と「ドラ焼き」「カメレオン」「ぞうきん」を取り出すシーンがある(ノーカウント)が、そのときののび太のセリフは「ドラえもんのやつ、ポケットの整とんしてないな。」・・・何も変わっていない。

どうも「片づけられないロボット」のようである。

トイレットペーパー
スルメイカ
ぞうきん
評論ロボット
狂時機(驚時機)
08/10/20 追記
「竜の騎士」 下駄 地底世界で恐竜に襲われたドラえもんら。「ショックガン」も「ヒラリマント」も「きびだんご」も出てこない。

のび太「まってー」
ジャイアン「まてるか」
 のかけあいも面白い。  

やかん
茶筒
茶碗
短編より

巻・話

出てきたモノ

状況
2巻「恐竜ハンター」 缶詰×2 恐竜に追いつめられるドラえもん。自信たっぷりで「さいぼうしゅく小き」を出そうとしたドラえもんであったが、出てきたのは「大和煮の缶詰(のび太が入れた)」であった。

焦ったドラえもん、「ハレハレハレ。」と目を白黒させて取り乱し、様々なものを取り出す。

「慌てるパターン」の記念すべき第1号である。

水筒
バナナ
食パン
固形食糧×5
11巻「いやなお客のかえし方」 薬瓶×12 「こだまラッカー」をトイレに吹きかけて、「いつまでもノックの音が返ってくる」ようになってしまい、のび助も玉子もトイレに入れずに大弱り。

それを見たドラえもん、慌てて「ラッカーをはがすくすり」を探すが、出てこない。

これでもない。あれでもない。」と懸命に探すドラえもん。

ちなみに、このネタがオチに使われたのはこれだけである。

まとめてみてまず驚いたのは、そのシーンの少なさにあります。もう少しあると思っていたのですが。

特に、短編にはほとんど描かれていなかった、というのは意外でした。
しかしよく考えてみると、「窮地に追い込まれて慌ててしまう」という状況設定自体が、「日常世界」の枠を超えている、ということでしょう。ごく普通の町内(東京都練馬区)で、常に絶体絶命のピンチに陥ることはあり得ないからです。このシーンが、ドタバタ色の強い初期の巻のみにしかみられないというのは妙に納得できます。

それでも、露出度が少ない割に強烈な印象(たびたび同じことを繰り返しているように見える)を受けるのは、「大長編」、そして「映画(映像)」になって読者の脳裏に焼き付いているからでしょう。映像の力とはすごいものです。

***

このリストで浮き彫りになったのは、ドラえもんの「整理のできなさ」振りです。のび太もかなりあきれている様子が分かります。

このシーンがあることで、「あ、『ドラえもん』は未来の中古ロボットだったんだ」ということを再確認できるように思います。その意味では、重要な意味を持つシーンといえます。



●おまけ

作者没後も、ドラえもんの「慌ててポケットからヘンなものを出す癖」は、しっかりと継承されていることが分かりました。むしろ、パターン化が進んでいるような印象さえ受けます(それだけF先生の遺されたものに普遍性・再現性があったといえるでしょうか)。以下、それをリストにしてみました(先述のグラフの計測からは外しています)。

巻・話

出てきたモノ

状況
「宇宙漂流記」 ひい木 巨大な星が宇宙船に接近!

ジャイアン「自動星よけ機はないのか
ドラえもん「そんなのないよ!!」といって取り出したものがおなじみの秘密道具であった。まさかここで「おせじ口べに」と「ひい木」がでてくるとは・・・
あべこべクリーム
タッチ手ぶくろ
おせじ口べに
「翼の勇者たち」 ハンマー トマリギの頂上に急行する必要のあるドラえもんら。「なんかないか。」とのび太を頭上に乗せながら大慌てで探すドラえもん。

そんな中、出てきたものは"いつものやつ"である。読者を大いに安心させるワンパターンぶりであった。

ぞうきん
茶碗
はし
ボール
「ロボット王国」 やかん 地球代表ロボットとして「コングファイター」と戦うことになったドラえもん。

どうしよう!戦う道具は・・・・・・、超空間でほとんどなくしたからなあ!

相変わらず"いつものやつ"が出てくるのには安心させられる。

茶碗
はし
下駄(片方)
野球のボール
「ワンニャン時空伝」 ダルマ ネコジャラに襲われたドラえもんが「え〜〜〜〜っと、え〜〜〜〜っと!」と武器を探す。

またスルメイカだが、このロボットは大丈夫か。

スルメイカ
下駄(片方)
野球のボール
「新魔界大冒険」その1 お風呂用ヒヨコ メジューサに襲われるドラえもんら。「え〜と・・・え〜と!!」と取りだしたものは、やっぱり日用品。新ドラえもんになっても安心のようだ。

しかしこのところ下駄(しかも片方)が多い。

飴玉
コマ
下駄(片方)
孫の手?
「新魔界大冒険」その2 ドラ焼き 寒さで気絶するドラえもんのポケットを漁るのび太。

出てきたのはやはり日用品。「もう・・・、ちっとはポケットの中整理しろよ。」もっともである。

「ねじ巻き」を参照いただくとわかるが、のび太がポケットをいじると「ドラ焼き」が出てくるようである。ドラえもんを思うのび太の気持ちの表れであろうか・・・?

靴下
野球のボール
「新魔界大冒険」その3 身代り紙人形 悪魔の追手から逃げるのび太とドラえもん。

「どうする どうする!?」と大騒ぎするが・・・

計量スプーン
サイコロ(もしかすると「フリダシニモドル」かもしれない)
巾着袋
うちわ
「緑の巨人伝」 スモールライト(故障中) 植物星人と戦おうとするドラえもんら。

故障中の道具ばかりを出し、「みんな使えなーい!!」と逃げる。

さりげなく"いつものやつ"がまぎれているのが楽しい。

ヒラリマント(故障中)
電光丸(故障中)
風神うちわ(故障中)
ドラ焼き
野球のボール

・・・感動的ですね。ぜひ、これからも同じ世界観を繰り返していっていただきたいと思います。



参考文献:藤子・F・不二雄『ドラえもん』1〜45巻(小学館)および『大長編ドラえもん』1〜17巻(小学館)、藤子・F・不二雄プロ『大長編ドラえもん』18〜24巻(小学館)、岡田康則「のび太の新魔界大冒険」「のび太と緑の巨人伝」『映画ストーリー ドラえもん』(小学館)

投稿者: uuseizin at 05:18

2008年10月05日

のび太の不運はパパゆずり? 〜のび太のパパ・受難大全〜

のび太は「ドジ」「不運」の代名詞。
降りかかる種々の災難を見れば明らかです。

その父、のび助は、 目立たないようでいて、
のび太に負けないくらい、 様々な災難に出くわしています。

nobisuke01.jpg

強制的に帰宅させられたり、変身させられたり、騒動に巻き込まれたり・・と、
実に多彩なバリエーションがあります。

今回は、そんなのび太のパパに着目し、
のび太に負けない「受難の歴史」をまとめてみました。

いつもと同様、リストにしましたのでご覧ください。

巻・話 のび助の受難歴
1巻「変身ビスケット」 動物変身ビスケットをつまみ食いしてウサギに変身した玉子の姿を見て、目を回して倒れる
1巻「古道具きょう争」 のび太のつかった「タイムシーバー」のせいで、江戸時代の格好に変身させられ、取り乱す
1巻「おせじ口べに」 「悪口べに」をつけた妻から、「なんだよ、ダメおやじ。」と言われて悔しがる
1巻「○○が××と△△する」 「かならず実現する予定メモ帳」の機能説明のため、のび助を実験台にするドラえもん。
「パパが今すぐにおかし屋でドラやきもらってくる」と書かれ、仕事中なのにどら焼きを取りに行かされる羽目に。
1巻「ランプのけむりオバケ」 「ランプのけむりオバケ」に「百万円ほしい」と要求したのび太。その命をうけたオバケは、のび助のところへ出向き、「百万円くれないと、ひどいぞ」と暴力でおどす。
百万円を持っていないと分かるまでの間、徹底的に身ぐるみをはがされ、腰を抜かす
1巻「走れ!ウマタケ」 「ウマタケ」が家の中で暴れだし、体中に大けがを負う
2巻「地下鉄をつくっちゃえ」 ドラえもんが掘った地下鉄。途中で穴掘り機が壊れ、スコップと鍬で地面を掘りすすめる羽目に
4巻「アベコンベ」 のび太がいたずらでのび助のタバコに道具「アベコンベ」を使用。タバコが吸えば吸うほど伸びてしまい、むせる
5巻「ひらりマント」 外に放置された「ひらりマント」が邪魔をして、いつまでも家に入れない
5巻「黒帯のび太」 家の中に放置された「ブラックベルト」(何でも投げ飛ばしてしまう)を巻いたために、家族と離れた場所で食事を取る羽目になったのび助。
6巻「温泉旅行」 のび太の部屋に映し出されたアフリカのジャングルの立体映像を見て、声にならない悲鳴を上げて逃げ出す
6巻「どこでも大ほう」 出張に遅刻したのび助を救おうと「どこでも大ほう」を出したドラえもん。
打ち出された先、新幹線の屋根の上で悲鳴を上げるのび助。
7巻「ネズミとばくだん」 ネズミ怖さに「地球はかいばくだん」を取り出したドラえもん。のび太と玉子がなんとか怒りを鎮めたところへのび助が帰宅。

「ねずみが・・・」とのび助が一言。その瞬間、のび太と玉子に烈火の如く怒られる

「ねずみ」と言っただけでこれだけ怒られる人はのび助をおいて空前絶後だろう。
7巻「くせなおしガス」 「くせなおしガス」の効き目が増幅し、のび助の「びんぼうゆすり」が地震規模の揺れになる。「地震だァ」と大声で慌てふためいて家の外へ飛び出すのび助、玉子、そしてお客さん。
7巻「ウルトラミキサー」 「ウルトラミキサー」でカミソリとライターをくっつけたのび太とドラえもん。
ひげを剃っていたのび助、当然の如く顔面をやけどする。
7巻「エスパーぼうし」 「エスパーぼうし」の念力で灰皿を操ったのび太。灰皿が思いきりのび助の頭に直撃する。効果音は前代未聞の「ゴイン」・・・痛そうだ・・。
8巻「とう明人間目ぐすり」 部屋の中に落ちていた「透明になる目薬」を勝手にさして、透明になってしまう
8巻「進化退化放射線源」 「進化退化放射線源」で退化させられてゴリラになったり進化させられて未来人になったりするのび助。完全にドラえもんとのび太の実験台扱いである。
8巻「くろうみそ」 のび太にしめしをつけようと、「くろうみそ」 をたっぷりと舐めたのび助。途端にライターの石がなくなった。マッチはなし。タバコ屋も休み。外は雨。仕方なく、手で火を起こす羽目になった。
9巻「人間あやつり機」 ドラえもんとのび太が昼寝中ののび助に「人間あやつり機」を取り付ける。故障で窓から落ちたり、ボタンの押し間違いでバレーやマラソンやプロレスのまねを強制され、体中を傷める羽目に。
10巻「ようろうおつまみ」 ドラえもんが「ようろうおつまみ」を出して、水を上等のお酒に変える。晩酌を始めるのび助は玉子にもこのお酒を進める。酒癖が悪い玉子、屋根に上って騒ぎだす。それを止めるために一緒に屋根に上る羽目に。
11巻「ネジまいてハッスル!」 ドラえもんとのび太が昼寝中ののび助に「 ねじ」を取り付け、勝手に回す。いきなり走り出したのび助、物凄いスピードで壁に激突し、気絶
11巻「催眠グラス」 家の前に落ちているサングラス(「催眠グラス」)を拾ったのび助。それをつけて鏡の前で一言、「まるでふくろうだな」・・・そのままフクロウになってしまう
11巻「あらかじめアンテナ」 転ばぬ先の杖の役をする「あらかじめアンテナ」の効き目が効きすぎて、客先で恥をかくのび助。(車に水をかけられる→客の目の前でズボンをはき替える、火事のサイレン→客の目の前で望遠鏡を出して覗く、おいしいおはぎが出される→用意した重箱に詰めてもらう、など)。
12巻「カミナリになれよう」 ライターかマッチを探しているのび助。そこへ「カミナリ雲」を持ったのび太が「つけてあげるよ。」
骨の髄まで雷が落ちて、黒こげになる
12巻「おくれカメラ」 空き地で財布を落とす
13巻「お金のいらない世界」 「お金のいらない世界」でスリに遭い、十万円も懐に入れられる。
13巻「もどりライト」 祖古梨さんと酒を飲むのび助にいたずらを仕掛けるのび太とドラえもん。
ウイスキー、刺身、チーズ、ソーセージ、マヨネーズに「もどりライト」が浴びせられ、それぞれの「原料」(麦、魚、牛、豚、卵など)が飛び出して、口を大きく上げて驚く。飲み会は中止に。
13巻「風神さわぎ」 いたずらで、「風神うちわ」を使ってのび助を扇いだのび太。のび助、上着がすっ飛ぶ
15巻「階級ワッペン」 「階級ワッペン」でのび太に「二等兵」にさせられたのび助。マンガ10冊を強制的に購入にいかされる。
15巻「騒音公害をカンヅメにしちゃえ」 昼寝をしたいのび助だが、近くの家のレコードの音や、工事の音が邪魔で眠れない。のび太、「吸音機」をつかって(有料で)騒音を吸い取ることを提案。渋るのび助に、何度も騒音を聞かせて対抗。ついに300円をのび太に渡す羽目になったのび助。
16巻「時間貯金箱」 20時半頃、帰宅したのび助。のび太、「時間貯金箱」で貯めた4時間を一挙におろす。16時半になる。
時計を見て驚いたのび助、「会社から早くかえりすぎた、もういっぺん行ってくる。」という迷言を残し、会社に戻る羽目に・・・
16巻「お金なんか大きらい!」 ドラえもん、のび助に「気前のよくなるくすり」を飲ませる。あと一歩で、来ている服や住んでいる家をすべて他人にあげて、無一文になるところであった。
17巻「ムリヤリトレパン」 「ムリヤリトレパン」をのび太にはかされ、10キロの大冒険を(犬に追いかけられ、ハチに追われ、強盗に追われ、飲酒運転車に追い回され・・)する羽目に。
「ムリヤリトレパン」を脱いだのび助。ブリーフ1枚で街中を駆けずり回る
18巻「大氷山の小さな家」 風呂上がり。無造作に廊下に置かれた「どこでもドア」の扉を無防備にくぐり、南極の大氷山の上で寒さに耐えきれず、裸で駆けずり回る
19巻「おかしなおかしなかさ」 雨やどりをするのび助を迎えに行くのび太とドラえもん。「なまりのかさ」のあまり重さにその場で倒れ、けがをする
ドラえもんの出した「こうもりがさ」を握ったとたん、空に投げ出され、雨の中、木にしがみつく羽目に。
ドラえもんの出した「さすと雨が降るかさ」のせいで、全身がびしょ濡れになるのび助。
22巻「メカ・メーカー」 のび太の設計した新型戦艦の試し運行開始。
のび助の「だれかあ。マッチもってきてよ。」の一言に、無言で魚雷を発射するのび太。・・顔が黒こげになるのび助。のび太、「じつにねらいがたしかだ」とまったく反省していない
23巻「勝利をよぶ チアガール手ぶくろ」 帰りの遅いのび太を説教するのび助。だったが、「チアガール手ぶくろ」をはめられた玉子の力で、のび太に土下座してあやまる羽目に。
25巻「のび太のスペースシャトル」 ドライヤーが壊れたところへのび太が登場、(「ロケットストロー」で)「ふいてあげる」とのび助に向かってひと吹き。その途端、すごい勢いで吹き飛ばされ、壁に頭から激突する
25巻「ブルートレインはぼくの家」 真夜中に「ブルートレイン」になった野比家。のび助、たばこを買おうと降りるが・・・そこは山の中。「こ、この家山の中にたってる!!」と取り乱す
26巻「おもかるとう」 新聞を読んでいるのび助に、「おもかるとう」を浴びせたドラえもん。急激に重くなった新聞の重さに耐えきれず、押しつぶされる
27巻「キンシひょうしき」 「キンシひょうしき」のせいで家の中でタバコを吸えなくなったのび助。仕方なく屋根の上でタバコを吸っていたが、足をすべらせて尻もち落下。 
32巻「本はおいしくよもう」 「偉い人の話 シュバイツァー」の中にへそくり(一万円)をかくしたのび助。たちどころにのび太に発見され、1割(千円)を口止め料として渡す羽目に。
36巻「アドベン茶で大冒険」 「アドベン茶」を大量に飲んだのび助。
雨漏りの修理で屋根に上がったところでラジコンに追いかけられ、銀行強盗に追われ、工事のクレーンで上昇させられ、慌てて逃げたビルが火事になり、慌てて逃げたところへトラックがやってきてどこかへ運ばれてしまう・・・という大冒険をする羽目に。
38巻「ききめ一番やくよけシール」 急におなかが痛くなる(その代わり、登山で遭難する危険がなくなったので「不幸中の幸い」であった)。
39巻「四次元若葉マーク」 四次元空間で運転の練習をして、のび太と衝突する。
39巻「ざぶとんにもたましいがある」 「たましいステッキ」で命を吹き込まれたモノたちに、文句を言われる

座布団「きたないしりをのせるなというんだ。」
灰皿「灰がこぼれる」
テレビ「たまにはためになる教養番組でもみてほしいよ。」
座布団におならをしたのび助、「失礼な!!」と座布団に怒られ、投げ出される
40巻「台風トラップと風蔵庫」 ドライヤーが壊れた。のび太、「台風」を出してのび助の頭へ。髪の毛がスーパーパーマになる。
41巻「野比家は三十階」 空に浮かんだ野比家が台風に巻き込まれ、酔ってしまう
42巻「断ち物願掛け神社」 のび太が勝手にのび助のタバコを「断ち物」にしてしまう。タバコを吸おうとしたとたん、顔に淹れたてのコーヒーを浴びる
43巻「強〜いイシ」 タバコをすわないと「強いイシ」に宣言したのび助。タバコを口にくわえたとたん、石に頭やお尻を強打され、けがを負う
43巻「のび太が消えちゃう?」 (学生の頃ののび助)
犬にかまれ、車をよけようとしてドブに落ちる
45巻「うきわパイプ」 町内の子どもたちに「うきわパイプとタバコ」で空中遊泳用のうきわを作ってあげるのび助。希望する子どもが多く、タバコをのんでいるうちにむせる
45巻「強力ハイポンプガス」 「強力ハイポンプガス」で肺活量が千倍になったのび太。昼寝中ののび助、庭に吹き飛ばされる
ダイニングで夕食中、のび太がくしゃみをして、そのまま席から投げ出される
◆今回は通常の「ドラえもん」に加えて「ドラえもん プラス」(単行本未収録作品集)からもどうぞ。
巻・話 のび助の受難歴
プラス1巻「集中力増強シャボンヘルメット」 「集中力増強シャボンヘルメット」を付けられたのび助。庭を延々と掘り続ける羽目に。
プラス2巻「ゾクゾク線香」 「ゾクゾク線香」で恐怖感でいっぱいになったのび助。庭に腰かけていたが、腰が抜けて、雨が降っても家の中へ入れずにびしょ濡れになる。
プラス2巻「よびつけブザー」 今晩のおかずで悩む玉子。のび太が「よびつけブザー」を押す。仕事中に呼びつけられたのび助、タクシーで家に急行。晩のおかずは「ありあわせでいい」と述べた後、すぐに会社へ戻る羽目に。
プラス2巻「月給騒動」 酔っ払って月給を落とす
プラス3巻「みせかけモテモテバッジで大さわぎ」 道端に落ちている「みせかけモテモテバッジ」を胸につけたのび助が帰宅。家へ多数の女性が押し掛けて・・・(その後の痴話騒動はあえて描かれていない)
プラス3巻「そのときどこにいた」 酔っ払ってひっくり返る
酔っ払って犬にほえられる
酔っ払ってだいじな書類をなくす
プラス4巻「みせかけ落がきペン」 「みせかけ落がきペン」で玄関を「塀」に変えたのび太。消し忘れたため、のび助はいつまでたっても帰宅できず
プラス5巻「まほうの地図」 寝坊して汽車に乗り遅れる
プラス5巻「いたわりロボット」 のび太が居間でこけて、のび助も倒れる

・・・すごい量ですね。

そのほとんどが「秘密道具に巻き込まれて」起こったものとはいえ、突然吹き飛ばされてけがをしたり、頭に灰皿をぶつけられたり、裸で氷山の上をかけずり回ったり・・・と、同情するには十分です。その哀れさは、のび太とそっくりです。

日本一の「父親受難漫画」と言えるのではないでしょうか。
悲哀すら感じます・・・



参考文献: 藤子・F・不二雄『ドラえもん』(1〜45巻)小学館、藤子・F・不二雄『ドラえもん プラス』(1〜5巻)小学館

投稿者: uuseizin at 15:52